SAP向け買掛金自動化ソリューションのxSuiteのPEPPOL接続事例

SAP向け買掛金管理ソリューションを提供しているドイツのxSuite Groupは、Storecoveと技術パートナーシップを締結しました。この提携により、xSuite Groupは、今後、デジタルインボイスの送受信チャネルであるPEPPOLネットワークへのアクセスを、xSuiteのお客様に提供できるようになります。

ー PEPPOLへの接続の背景について教えてください。

ここ数年、デジタルインボイスへシフトする流れが明確になってきています。国によって取り組み方やモデルはさまざまですが、中期的にはPEPPOLが国際標準として主流になると考えており、今回採用することにしました。

特に重要だったのは、ある特定の国の、ある特定のフォーマットだけに対応するのではなく、それ以上のものを扱うパートナーであることです。私たちのお客様はグローバルに活動しているので、PEPPOLをグローバルに提供できるパートナーを求めていたのです。

グローバル対応とフォーマット変換が決め手

ー Storecoveを採用した決め手はどこにありましたか?

大きく2つの点で確信が持てたことです。

一つ目は、グローバル対応についてです。Storecoveのサービスの範囲は、今や欧州だけではなくアジア、世界各国に広がっています。

二つ目は、Storecove が提供するフォーマット変換です。異なる国のデジタルインボイスフォーマットは、請求書作成における最大のハードルの 1 つです。

私たちにとって、国際的な焦点と実践的な経験や、既存顧客の声がとても魅力的でした。さらに、Storecoveとの協業はとてもスムーズに進んでいます。

デジタルインボイスの普及に疑いの余地はありません

ー 今後のデジタルインボイスの流れについてはどのようにお考えですか?

現在、多くの国でデジタルインボイスに関して様々な動きがあり、規制や規格の整備、フォーマットの適合や統合が進んでいます。同時に、デジタルインボイスの利用そのものも増加の一途をたどっています。全ての国の全てのフォーマットに対応し続けていくのは大きなチャレンジですが、Storecoveはそのための理想的なパートナーと言えます。

中期的にはデジタルインボイスの利用が主流になると思いますが、それはPEPPOLを基盤として実現される可能性が非常に高いとみています。単純な話で、周りの動向を見ながら待つよりも今デジタルインボイスに切り替えれば、より早くベネフィットを得られるようになります。