XeroとStorecoveによる中小企業向けの取り組み

世界各国で中小企業向けのオンラインクラウド会計ソフトを提供するXeroは、世界でもトップクラスのシェアを誇ります。シンガポールにおけるデジタルインボイスネットワーク接続のために、XeroではStorecoveのテクノロジーが採用されました。これによりシンガポールのXeroユーザー企業は、Xeroを用いてPEPPOL*への登録とデジタルインボイスの送受信ができるようになりました。

Xeroシンガポール拠点では、Storecoveのアクセスポイントサービスを利用することで、開発期間を短縮してXeroのユーザー向けデジタルインボイスサービスを提供することが可能となりました。

Storecoveは国内取引への対応のみならず、国際的なデジタルインボイスフォーマットの変換にも対応しています。

業務効率化、コスト削減、支払の迅速化・早期化と、環境配慮のメリット

デジタルインボイスは、業務効率化、コスト削減、支払の迅速化・早期化、さらにはペーパレス化による環境への配慮といったメリットがあります。ほぼ同時期に運用が開始されたオーストラリア、ニュージーランド、シンガポール* のPEPPOLは、International PEPPOL eDelivery Networkという仕組みの拡張として構築されており、PEPPOL登録企業は国際的な取引に際してもPEPPOLで取引先と繋がることが可能となります。

EメールでのPDFによる請求書の送信とは異なり、デジタルなデータとしてデジタルインボイスを送受信するため、送受信どちらの企業においてもプロセスの自動化がしやすくなります。これによって紙による請求書の作成はもとより、PDFを介することによる手作業を削減することに繋がります。

異なる会計ソフトやERPを利用していても、標準化された国際規格であるPEPPOLを利用することで、「共通言語で会話」することが可能となるのです。

Xeroのアジア地区ディレクターを務めるKevin Fitzgerald氏は以下のようにコメントしています。

「この1年の協力に感謝します。このようなパートナーシップの成功が世界を動かすのであり、今後も成功することを期待しています

(*現在シンガポールではInvoiceNowという名称に変更)